GM系、商用ロボタクシー昼間も サンフランシスコで
【シリコンバレー=山田遼太郎】米ゼネラル・モーターズ(GM)の自動運転技術の開発子会社、米GMクルーズは25日、米サンフランシスコ市全域で運転手のいない自動運転車が終日走行できるようになったと明らかにした。当初は同社の従業員のみが対象だが、段階的に一般にもサービス提供を広げる方針だ。 GMクルーズのカイル・ボークト最高経営責任者(CEO)がツイッターへの投稿で明らかにした。同社は2022年6月に
ソニー・ホンダ、源流はロボ「poiq」 クラウドで車と対話
「どれだけ早くユーザーのニーズを捉え、それに早く対応していくかだ」 ソニー・ホンダモビリティのE&Eシステムアーキテクチャ開発部の高橋正樹は、電気自動車(EV)の試作車「AFEELA(アフィーラ)」実用化に向けた自らのミッションをこう語る。同部統合アーキテクチャ課に所属し、クラウドを含むソフトウエアアーキテクチャーの開発を主導する立場だ。 変わりゆくニーズに対応するために買った後も進化し
電動スクーターのVoiが東京進出へ 北欧VCニンジャ表明
フィンランドのベンチャーキャピタル(VC)ノルディック・ニンジャはモビリティー分野の有力スタートアップに投資しつつ、日本との連携を探る。ファンドを経営するマレック・キーサ氏はNIKKEI Mobilityのインタビューで「人工知能(AI)とモビリティーの融合や脱炭素に向けた『緑への転換』に注目する」と述べ、さらに日本進出を目指すモビリティー企業を後押しする方針も示した。 ノルディック・ニンジャ 2
トヨタ紡織や豊田合成、VR・シェアに投資 「飛び地」開拓
トヨタ紡織や豊田合成がコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を通じた新規事業の開拓に力を入れている。足元ではシート大手のトヨタ紡織はメタバースなどのスタートアップ4社に、エアバッグの豊田合成はシェアリング企業などに出資した。狙うのは既存事業から少し離れた「飛び地」ともいえる領域だ。自動運転の普及など業界の大変革期にあわせた成長のタネを社外に求めようとしている。 トヨタ紡織は4月、仮想現実(V
ソニー・ホンダ、守る安全・創る自由時間 45のセンサーで
「安全には徹底的にこだわる。安全な車だという保証があれば、色々なことができる」 ソニー・ホンダモビリティで自動運転を開発する弘間拓二がこう語る背景には、ホンダ在籍時に「レジェンド」を開発した際の想定外の経験がある。同車には一定の条件下で運転者による監視が必要ない自動運転「レベル3」を搭載し、世界で初めて国の認可を受けた。 世界初の安全性能を追い求め、実際に市場投入もできた。ただ、「顧客に喜んでも
ソニー・ホンダ、運転席に「スパイダーマン」の世界
「価値観は十人十色どころか20色くらいあって、どんどん変わる」 ソニー・ホンダモビリティの事業企画部プロダクトサービス企画課でプランナーを務める山崎雄太はこう話す。山崎は2016年に商用車メーカーからホンダに転じて「シビック」など代表車種の商品企画を担い、こう感じるようになっていた。 いかに飽きさせず、快適に使い続けてもらうか。ポイントの一つが車内での過ごし方で、そこでは個人の嗜好を反映しやすい
ソニー・ホンダ、車の顔にメディアバー 「本気ですか」
ソニー・ホンダモビリティの設立発表から1年。NIKKEI Mobilityは連載企画「AFEELAができるまで」をスタートします。2025年の電気自動車(EV)発売に向け、新ブランドAFEELAをめぐる動きやそれをつくる人々を追います。 「車開発者の立場から『本気ですか』と思いました」。ソニー・ホンダモビリティの車両開発企画を担当するシニアマネージャー、前島一騎はMedia Bar(メディアバー)
米ルーシッド、従業員2割弱にあたる1300人を削減
【ニューヨーク=堀田隆文】米国の新興電気自動車(EV)メーカーであるルーシッド・グループは28日、全従業員の約18%にあたる1300人を削減すると明らかにした。人員削減により一時費用が発生するが、中長期のコスト抑制につなげるとしている。米国はEVの販売競争が激しくなる見通しで、テスラなど大手は値下げに動く。これに対抗するため、新興勢も採算の見直しを迫られている。 米当局に提出した資料で人員の削減
ルーシッドがアップル「CarPlay」標準に 34型画面に統合
【ニューヨーク=堀田隆文】電気自動車(EV)の米新興企業ルーシッド・グループは主力のEV「AIR(エア)」に米アップルの車載システム「CarPlay(カープレー)」を標準搭載すると明らかにした。34型ディスプレーに統合し「iPhone」と同じユーザーインターフェースで車内情報を確認したり、アプリを使ったりできるようになる。 ルーシッドがツイッター上で発表した。米国市場でEVの販売競争が激しくなる
LiDARから保険 ルミナー、テスラ流で「脱部品会社」
【この記事のポイント】・スイス・リーと組んで割安な保険を開発・30年に全社で35%超の営業利益率目指す・25年に小型・高性能の次世代LiDAR生産 高性能センサーLiDAR(ライダー)の有力企業として知られる米ルミナー・テクノロジーズが自動車保険に参入する方針を打ち出した。自社のLiDARを搭載した自動車の保有者に割安な保険を提供する計画だ。安定的に収益を生む事業を増やし、受注状況や完成車メーカー