「GX500」ランキングの機能拡張 環境リポートで戦略探る
NIKKEI GXは8日、有力企業約500社の環境リポートを手軽に調べられる「GX500 環境リポート掲載版」を公開しました。脱炭素の取り組みで有力企業をランキングした「GX500」の機能を拡張したものです。各社の脱炭素経営の取り組みを評価したランキングと、リポートに記載された環境戦略やデータで、最新動向の把握にお役立てください。 企業サイトでの検索不要 「GX500」ランキングは2022年11
世界の有望企業リスト「GX Unicorn」 4月更新
NIKKEI GXは脱炭素分野で急成長する世界の有力スタートアップを「GX Unicorn」としてリスト化した。温暖化ガスの排出量を実質ゼロにするには、幅広い分野でイノベ
「三菱商事、本丸・カテゴリー11開示」 読まれた記事7本
2023年1月から4月までの間に掲載して話題を呼んだ記事をお届けします。NIKKEI GXの全ての記事から編集長とデスクがアクセス数以外の要素も踏まえて7本を選びました。最も関心が高かった記事は3月2日公開の「スコープ3開示 三菱商事『本丸・カテゴリー11』で先行」でした。 サプライチェーン(供給網)全体を対象とする「スコープ3」の温暖化ガス排出量の開示が広がってきた。三菱商事は自社が売った
米国の発電量、再エネが石炭を初めて抜く 2022年
【ヒューストン=花房良祐】米国の発電量のうち再生可能エネルギーの比率が2022年、初めて石炭火力を年間で上回り、燃料別で天然ガスに次ぐ2番目となった。陸上風力や太陽光発電の導入が増えたほか、発電コストも低下して競争力が強まった。 米エネルギー情報局(EIA)が27日に発表した。発電部門の電源構成で、戸建てや工場の屋根に設置された太陽光パネルなどは含まない。 水力と太陽光、風力などの再生エネの比率
「GX先進企業」は花王・リコー・日立 読者アンケートから
NIKKEI GX編集長の小倉健太郎です。2月20日から3月5日にかけて読者アンケートを実施しました。多くの回答、ありがとうございました。質問のうち「GX経営が進んでいると思う、もしくは参考にしている企業はどこですか」に対する回答で多かったのは花王、リコー、日立製作所の3社でした。 花王については「経営層から現場層までの環境意識の高さが素晴らしい」とのコメントがありました。花王はグローバルな視点
世界のCEO、9割が「SDGs達成難しい」 民間調査
アクセンチュアと国連グローバル・コンパクト(UNGC)は「サステナビリティに関するCEO調査」の結果を発表した。ウクライナ侵攻や物価上昇、地政学リスクといった情勢のなか、調査に回答したCEOのうち87%が「世界規模で混乱が続く中、持続可能な開発目標(SDGs)の達成は難しい」とした。 2030年にSDGsの達成年を迎えるなか「インフレと物価変動(98%)」や「人材不足(96%)」といった不安要素
CO2フリー電力の国内市場、30年度4倍に 民間調査
調査会社の富士経済(東京・中央)は、再生可能エネルギー由来や環境価値証書活用で二酸化炭素(CO2)を排出しないとみなせるグリーン電力の国内市場が2030年度に1兆2291億円になるとの予測を発表した。22年度の2966億円(見込み値)から4.1倍を見込む。電力価格高騰を受けて中小企業では導入を見送る動きがある一方で、脱炭素に取り組む大企業を中心に導入が増えるとみる。 液化天然ガス(LNG)の製造
「環境対応で資本提携」大企業の4割 デロイト調査
大企業のうち、気候変動に対応した事業を進めるために資本提携をした企業が40%に上るとの調査を、デロイトトーマツベンチャーサポートがまとめた。1年前の前回調査に比べて7ポイント高い水準だ。コーポレートベンチャーキャピタルを通じてスタートアップ企業に出資するケースが増えているという。 デロイトトーマツは野村証券と協力し、大企業とスタートアップの連携を促すイベント「モーニングピッチ」を開いている。調査
環境商品、消費者の4割が「買いたくても買えず」 BCG
ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)は、環境負荷の低い商品への購入意欲がありながら、実際の購入に踏み切れない人の割合が消費者の約4割に達するとの調査を発表した。環境負荷が低い商品を知る機会など情報不足が背景にあると分析した。 2023年1月に15〜69歳の国内の消費者3300人から聞き取った。環境負荷の低い商品に対する購入意欲と、実際の購買行動との関連を尋ねた。購入意欲があるかどうかに
Amazon・三菱重工が出資のEH2、水素製造装置を大型化
日本経済新聞社は脱炭素分野の世界の有望企業約200社をリスト化した「GX Unicorn」をまとめた。技術革新のけん引役として注目されるスタートアップの中でも、成長が目立つのが水素テックの分野だ。米CBインサイツによると2022年の調達額は36億ドル(約4800億円)と21年の約2倍になった。主導しているのは米国や欧州、中国などの企業だ。 GX Unicorn 19年以降に資金調達実績があり累計調