NTTの次世代通信「IOWN」、米で攻勢 政府投資の追い風
NTTが次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」の普及を目指して、米国で攻勢をかけている。その原動力が、米シリコンバレーにある研究開発子会社NTT Research(NTTリサーチ)だ。2023年3月には同社の施設で数年ぶりにプライベートイベントを開催し、多数の研究開発成果を一挙に披露した。米国では今後、連邦政府が主導する形で通信インフラに対して1000億米ドル(約13兆4000億円)規模の投資が
大成建設、自走ロボットで照度測定 作業時間9割減
大成建設は、発注者に建物を引き渡す前に実施する照度検査を、自走ロボットと専用アプリの連携で自動化するシステム「T-iDigital Checker」を開発した。同社の試算では従来の手作業での検査に比べて、照度測定から帳票作成までの作業時間を約9割短縮できるという。2023年4月17日に発表した。 システムの使い方は、次の通りだ。作業者はまず、照明の位置が記載された天井伏せ図を専用アプリに取り込む
中国の暗号技術に注目 量子コンピューターまとめ読み
NIKKEI Tech Foresightでは、量子コンピューター技術に詳しいblueqat代表取締役の湊雄一郎氏の連載「量子コンピューター最前線」をはじめ、関連する記事を多数掲載してきました。最近よく読まれた記事をまとめ読み形式でお届けします。 最近、半導体技術者や関係者から「量子コンピューターの原理が分からない」という相談をよく受けるようになった。当社blueqatなど複数企業が2022年末
宅配ロボからChatGPTまで 注目キーワードまとめ読み
NIKKEI Tech Foresightでは、さまざまな分野の最先端技術や動向、法制度などについて解説する「注目キーワード」を連載しています。今回は、この連載から最近話題のキーワードをいくつかピックアップしました。各記事に掲載している、キーワードの概要をまとめた表も便利です。どうぞこの機会にご活用ください。 歩道走行型配送ロボットとは、近距離の宅配を担う小型・低速のロボットである。近隣の小売店
食糧危機は技術で解決 農業・食品テックまとめ読み
世界人口の増加に伴い、食糧危機の懸念が浮上しています。NIKKEI Tech Foresightでは2023年4月、こうした課題を技術で解決しようとする取り組みに注目した特集「テクノロジーで変わる農業の未来」をお届けしました。この特集を中心に、農業・食品の技術に関する記事をまとめ読み形式でお届けします。 世界的な食糧危機の懸念から、農業の姿が今、大きく変わろうとしている。2050年までに世界人口
「生成AI旋風の陰にNVIDIAの技術」 読まれた記事7本
2023年に掲載して話題を呼んだ記事のまとめ読みをお届けします。NIKKEI Tech Foresightの全ての記事から編集長とデスクがアクセス数以外の要素も踏まえて7本を選びました。最も関心が高かった記事は3月28日公開の「創作や創薬に生成AI、大手が殺到 陰にNVIDIAの技術」でした。 【読まれた記事7本】・創作や創薬に生成AI、大手が殺到 陰にNVIDIAの技術(3月28日公開)・核融合
AGC、化学プラントでデジタルツイン 安定操業寄与
AGCは化学品プラントのプロセスデジタルツイン技術を開発し、2023年4月から本格的に運用を開始した。稼働したのは、インドネシアにあるAGCの子会社アサヒマス・ケミカルの塩化ビニルモノマー製造プラントだ。プロセスデジタルツインをプラントで稼働させることで、運転状態や装置性能の可視化、計器や設備の異常検知、品質悪化の早期発見などが期待できるという。2023年4月17日に発表した。 プロセスデジタル
投資やマーケにオルタナティブデータ 活用へ3つの課題
オルタナティブデータとは、技術の進化によって得られるようになった新たなデータ群を指す。政府や企業が公式に発表する統計データや決算データなど、これまで市場分析や事業分析に使われていた「トラディショナルデータ(伝統的なデータ)」に対し、SNS(交流サイト)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)機器、POS(販売時点情報管理)やクレジットカードの決済履歴、衛星画像などから得られる「非伝統的なデータ
量子技術、新興投資微増も起業や特許は減少 22年調査
2022年の量子技術スタートアップへの投資額は23億5000万米ドル(約3100億円)と前の年から微増したものの、起業数や権利化された特許数は減少した。米McKinsey & Company(マッキンゼー・アンド・カンパニー)が調査結果を2023年4月24日(現地時間)に発表した。同社はこの結果について、投資家は量子技術の商業的可能性に信頼を寄せているが、技術的な課題の解決が困難であるこ
国交省、3D都市モデルの早期実装へ 1000万円補助
国土交通省は3次元(3D)都市モデルの整備プロジェクト「PLATEAU(プラトー)」について、2023年度の取り組み方針を固めた。20年度のプロジェクト開始時から進めてきた都市モデルの整備やデータの活用、オープンデータ化などを発展させて、官民の各事業者が都市モデルを作成・活用できるエコシステムの構築を目指す。23年4月19日に方針を発表した。 プラトーは都市デジタルツインの社会実装に向けて、国交