「対話型AI」特許分析 Googleを追うMS、伏兵はIBM
「特許AI分析で探るエマージング技術」では、PatentfieldのAI特許総合検索・分析プラットフォームを使って、知財面から注目すべき技術や市場、企業の情報をお届けします。 米OpenAI(オープンAI)の「ChatGPT」を中心に、対話型AI(人工知能)が脚光を浴びている。ChatGPTでは、人が質問を投げかけるとAIが自然な会話文で答える。その回答の質が高いことから話題となった。 対話型AI
NTTの次世代通信「IOWN」、米で攻勢 政府投資の追い風
NTTが次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」の普及を目指して、米国で攻勢をかけている。その原動力が、米シリコンバレーにある研究開発子会社NTT Research(NTTリサーチ)だ。2023年3月には同社の施設で数年ぶりにプライベートイベントを開催し、多数の研究開発成果を一挙に披露した。米国では今後、連邦政府が主導する形で通信インフラに対して1000億米ドル(約13兆4000億円)規模の投資が
アイリスオーヤマ、AI人材は年俸制で データ経営推進
アイリスオーヤマ(仙台市)は、AI(人工知能)やデータ分析の活用に注力する。社内でAI人材の育成を加速するほか、優秀な外部人材との連携にも積極的だ。かつて国内の大手家電メーカーから多くの技術者を獲得した経験が、今の組織運営に役立っているという。同社専務取締役研究開発本部長の大山繁生氏に、組織づくりの考え方を聞いた。 AI人材の育成にも注力 ――AIやデータ分析など高度なスキルを持つ人材の需要が高
アイリスオーヤマ、ロボ自社開発も検討 関連技術から
アイリスオーヤマ(仙台市)は、今後同社にとって重要性が高まる技術としてIoT(モノのインターネット)とロボットを挙げる。それぞれどのような事業展開を見込んでいるのか、同社専務取締役研究開発本部⻑の大山繁生氏に聞いた。 ――10年先を見てどのような技術が必要になるでしょうか。 そこまで先のことは断言できないが、まずIoTはまだまだ伸びるだろう。今はさまざまな企業がIoTに取り組んでいるが、まだ利益
TSMCも活用、徴兵制で研究者確保 台湾の半導体振興策
海外からの脅威を免れられない台湾は、どうしても徴兵制を手放せない。2022年末には、2005年以降に生まれた男性に対する兵役期間を1年と定めた。1993年末までに生まれた男性と同じだ。よって1994〜2004年生まれの男性に対する義務設定(4カ月)は誤りだったと認めたに等しい。 この一方で台湾は、徴兵制を産業発展に大いに生かしてきたことをご存じだろうか。我が身、我が社の不幸を生かすヒントを、この
【アーカイブ映像】AIのキープレーヤー・エヌビディアの最新技術に迫る
NIKKEI Tech Foresightは4月19日、オンラインイベント「AIのキープレーヤー・エヌビディアの最新技術に迫る」を開催しました。シリーズ「AI進化論」の3回目となる同イベントでは、AI(人工知能)技術の急速な進化を支えているGPU(画像処理半導体)最大手、米エヌビディアの日本法人でテクニカルマーケティングマネージャーを務める澤井理紀氏をお招きし、今年3月に開催した同社のイベント「
アイリスオーヤマ、開発者を短期育成 育成制度が機能
アイリスオーヤマ(仙台市)は家電事業を中心に急成長を遂げており、近年はロボティクス事業に進出するなど積極的な技術開発と事業展開を進めている。グループの売上高は2022年度(同年1〜12月期)に約7900億円と5年でほぼ倍増した。事業拡大の裏には、新商品を短期間で開発する独自の仕組みや、短期間で開発者を育成するプログラムがあるという。専務取締役研究開発本部長の大山繁生氏に、強みのスピード開発や人事
AIの大規模言語モデル、国産化より活用を 識者に聞く
生成AI(人工知能)やその基盤技術である大規模言語モデル(LLM)の進化が著しい。あらゆる分野に影響を及ぼそうとしているこれらの技術に、各社はどう向き合うべきなのか。AIサービス群の開発やAIによる業務改革を多く手掛けてきたアクセンチュア執行役員の保科学世氏(ビジネスコンサルティング本部AIグループ日本統括AIセンター長)に聞いた。同氏は、リスクを過剰に恐れずにとにかく使ってみることが重要と説く
量子計算機でも重要な半導体技術 専用ウエハー開発も
「量子コンピューター最前線」は、量子コンピューター技術に詳しいblueqat代表取締役の湊雄一郎氏が注目のニュースを解説するコラムです。 最近、半導体技術者や関係者から「量子コンピューターの原理が分からない」という相談をよく受けるようになった。当社blueqatなど複数企業が2022年末に東京ビッグサイトで開催された「SEMICON Japan 2022」で、量子コンピューター関連の技術を展示した
中国で急浮上のRISC-V、米も関心 狙いは産業・自動車
「半導体の明日」では、目まぐるしい速度で変化する半導体の技術や産業構造について識者が分析し、これから進むべき道筋を示します。 今回は、英Arm(アーム)の命令セットアーキテクチャー(ISA)の対抗馬として期待されている「RISC-V(リスクファイブ)」の見通しを考察する。RISC-Vに対するスタンスは、企業や業界によって大きく異なるように見える。そこで、Armとさまざまな側面から比較しながら、その