マレーシアの5G、ファーウェイ採用の可能性に欧米が警告
マレーシア政府が高速通信規格「5G」の導入に向けた通信インフラの整備で、中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)の技術を採用する可能性が出てきた。これに対し、欧州連合(EU)と米国が国家安全保障や外国投資上のリスクが大きいと警鐘を鳴らしている。 マレーシア政府は2021年、110億リンギット(約3400億円)規模の5Gネットワーク整備計画の入札で、国営企業のパートナーにスウェーデンの通信機器
スタートアップ企業、テック人材の採用難
北アイルランドのベルファストにあるスタートアップ企業、ザ・エレクトリック・ストレージ・カンパニーのエディ・マクゴールドリック最高経営責任者(CEO)は従業員を倍増させようとしているが、1人の欠員を補充するのに6カ月もかかることもある。 同氏は、前の職場を正式に退社するまでの期間や研修を経て、社員が「十分に活躍できるようになるまで丸1年を要することもある」という。「この期間が非常にもどかしい。現在
メタ、仮想現実よりAI投資の方が有望(Lex)
米メタの仮想現実(VR)事業である「リアリティー・ラブズ」は、まるでスタートアップ企業のように派手な支出をしている。だが残念ながら、それに見合う10倍の成長は実現できていない。メタの今年1〜3月の研究開発支出は90億ドル超と売上高の33%を占め、米アルファベットや同マイクロソフトの2倍に上る。 昨年のテクノロジー株の売り浴びせをきっかけに、テック業界で記録的な人員削減を含むコストカットが行われた
Apple、銀行にもなるのか ラナ・フォルーハー
米アップルは大半の銀行に比べ、世界的な事業展開がはるかに進んでおり、消費者からの信頼も高い。こう考えると、アップルがゆっくりだが確実に金融機関へと変貌しつつあるのは不思議ではないだろう。 同社は、JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカなど伝統的な米金融機関の最低預金金利の415倍もの利率の貯蓄口座を米ゴールドマン・サックスと協力して提供する。 既に様々な金融サービスを提供した実績を持つ
Apple 、金融事業拡大へ iPhoneの個人情報活用
米アップルは金融や決済サービスに関しては長期戦の構えで、今は市場シェアを高めるために技術的な基礎作りをしている段階だと3人の元社員は話した。 【関連記事】Appleは銀行の牙城を崩すのか 例えば、社内で「プロジェクト・ミュアフィールド」と呼ぶ計画には数年を費やした。iPhoneで代金の支払いだけでなく、受け取りもできる機能を開発する取り組みで、22年2月にひっそりと発表された。報道資料には「タッ
Appleは銀行の牙城を崩すのか
2019年、何カ月にもわたる大変な作業を経て、米アップルと米金融大手ゴールドマン・サックスの幹部らは「アップルカード」の新サービスの発表に向けて、追い込みに入っていた。スマートフォン「iPhone」のメーカーであるアップルにとって、野望に満ちた金融サービスでの新規事業だった。 サービス開始が迫る中で、両社はある問題に直面した。顧客に独自の価値を提供する企業というイメージを前面に出して大々的な宣伝
米政府、対中半導体規制で韓国に協力要請
米国が韓国政府に対し、中国が米半導体大手マイクロン・テクノロジーの製品販売を禁止した場合、中国市場で生じる半導体不足の穴埋めに動かないよう韓国の半導体企業に働き掛けることを要請した。米国は中国の経済的圧力に対抗するよう同盟国に求めており、今回の措置もその一環と見られる。 米韓協議に詳しい関係者4人によると、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が24日に国賓として訪米する準備を進めるなかで、米政
米サンフランシスコ、「テックの都」を襲う空洞化
米西海岸サンフランシスコ中心部の朝のラッシュアワー。シビックセンター駅から出てくる通勤客は、路上に捨てられた注射針を踏まないように歩く。屋外での薬物使用も珍しくなくなったこの街の日常的な風景だ。 2019年以降、同駅の利用客は3分の2に落ち込んだ。駅の周辺で最も目立つのは、職場へ向かう人たちではなく、ホームレスの集団とその支援にあたるグループのスタッフたちだ。 サンフランシスコで、ホームレスや薬
「従順なAI」維持、世代的課題 ジョン・ソーンヒル
英国の数学者アービング・ジョン・グッド氏はコンピューターが人類を超越したときに何が起こるか、いち早く推測した。 ある日、人類がすさまじい知的能力を備えたマシンを作り、その機械自身がさらに知能を持った機械を設計し「知性の爆発」を起こすだろうと、同氏はつづった。「最初の超知能マシンは人類が作る必要のある最後の発明だ。マシンが十分に従順であれば、それをコントロールする方法も教えてくれる」 万能AI、も
ストレス測定、誰のために アンジャナ・アフジャ
急ぎの文章を作成していると、画面に次々と「邪魔」が入ることがある。昨日までだった報告書を催促する上司からのメッセージ。同僚からの病欠連絡。オンラインセミナーの5分後開始の通知。次第にストレスを感じてくる。 これは本人だけでなくコンピューターもわかるようだ。スイスの研究チームはストレスを受けている人のキーボードとマウスの使い方に特徴があることを発見した。これを応用すればストレスを自動で測ることがで