先端半導体の国内生産に向けた機運が高まるなか、半導体の開発や製造を担う人材の不足が深刻化している。台湾積体電路製造(TSMC)を筆頭に半導体企業の投資が相次ぐ九州では、厚待遇や年齢不問の採用活動で優秀なエンジニアを獲得する動きが活発だ。ルネサスエレクトロニクスなど国内メーカーは、人事制度の見直しや人材の引き抜きなど工夫を凝らす。
強気の求人が話題に
生産技術マネジャー、研究開発職は年収1000万...
NIKKEI Tech Foresightに登録すると、全文をお読みいただけます
今申し込むと2カ月間無料! いつでもキャンセル可能!
NTTの次世代通信「IOWN」、米で攻勢 政府投資の追い風
NTTが次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」の普及を目指して、米国で攻勢をかけている。その原動力が、米シリコンバレーにある研究開発子会社NTT Research(NTTリサーチ)だ。2023年3月には同社の施設で数年ぶりにプライベートイベントを開催し、多数の研究開発成果を一挙に披露した。米国では今後、連邦政府が主導する形で通信インフラに対して1000億米ドル(約13兆4000億円)規模の投資が
編集者の視点 「工場用地が足りない」など3本
今回は自動車産業でのロボット稼働台数や、ロボットの活躍の場である自動車・半導体関連の新工場建設を巡るトピックなどを紹介します。 稼働ロボット100万台に達した自動車産業 国際ロボット連盟(IFR)は、自動車産業で稼働するロボット台数が2021年に100万台を超えたと2023年3月22日に発表しました。同産業はロボットの稼働台数が最も多く、全産業の約3分の1を占めるとのこと。 自動車産業で従業員1
STマイクロ、米新興の成膜技術採用 半導体2割小型化
スイスSTMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス)は、半導体材料技術スタートアップである米Atomera(アトメラ)の成膜技術について、商用ライセンス契約を締結した。アトメラが発表した。同技術を活用することで、半導体の低消費電力化や小型化が見込めるという。 STマイクロが採用したのは「Mears Silicon Technology(MST)」と呼ばれる技術。ウエハー表面