DACコスト半減へ極薄膜 九州大学・双日・九州電力

直接空気回収(DAC)で、シリコン製の薄膜を使い二酸化炭素(CO2)を空気中からこし取る技術の開発が進んでいる。九州大学の藤川茂紀主幹教授らの研究チームによるもので、CO2を30倍以上に濃縮するのに成功した。薄膜を使うのは世界でも珍しく、コストは従来手法の半分以下になる可能性がある。双日九州電力などと組み、2025年にも実証に取り組む。
DACは空気中に0.04%しか含まれないCO2を直接回収...

NIKKEI GXに登録すると、全文をお読みいただけます
今申し込むと2カ月間無料! いつでもキャンセル可能!