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深まる中国の不動産危機 日本型バブル崩壊の懸念も
Global Economics Trends 編集委員 太田康夫
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中国の不動産危機の深刻化が懸念されている。住宅売買を支えてきた、完成前に物件を売却する事前販売制(プレセール)が揺らいでいるためだ。販売者である不動産開発会社による購入者への住宅引き渡しで遅れが発生し、購入したもののまだ完成していない住宅ローンの支払いを停止(ボイコット)する人が増えている。事前販売時の入金に頼ってきた不動産開発会社の資金繰り悪化と、銀行の住宅ローンの不良債権化につながるため、日...
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