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欧州の物価高、厄介な主役交代 スト頻発で長期化の懸念
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【フランクフルト=南毅郎】欧州中央銀行(ECB)が利上げ効果の見極めに苦慮している。欧州各国で大規模なストライキが頻発し、今夏にかけて賃上げを伴う物価の上振れに警戒を解けないためだ。米欧市場で金融不安がくすぶるなか過度な金融引き締めが銀行経営を不安定にする恐れもあり、インフレ抑制へ正念場を迎えている。
「過去の利上げはユーロ圏の金融に力強く伝わっているが、実体経済への伝達の強さと遅れには依然とし...
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