三菱UFJ、AIで新興融資 日欧で500億円規模のファンド
三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)は8日、人工知能(AI)を使ったスタートアップへの融資を日本と欧州で始めると発表した。三菱UFJ銀行とイスラエルのフィンテック企業であるリクイディティーキャピタルとの合弁会社の下に、日本と欧州の企業を対象にしたファンドをそれぞれつくる。
ファンドの規模は日本が最大200億円、欧州が同2億5000万ドル(約336億円)となる。いずれも年度内に設立する。合弁会社のマーズ・グロース・キャピタルは2021年からアジアで融資事業を始めている。三菱UFJFGの亀澤宏規社長は国内でも事業を展開する方針を示していた。
ファンド新設とあわせ三菱UFJ銀はリクイディティーキャピタルに4000万ドルを出資した。出資比率は非公表で、持ち分法適用会社にはならないもようだ。