NIKKEI FT the World 最新ニュースに鋭い分析・論評

英フィナンシャル・タイムズ(FT)の翻訳記事を厳選して掲載する「NIKKEI FT the World(日経FTザ・ワールド)」は、3月16日の創刊から約1カ月がたちました。この間に話題となったスイスの金融大手UBSによるクレディ・スイス・グループ救済や「ChatGPT(チャットGPT)」をはじめとした生成AI(人工知能)などについて、奥深い分析と鋭い論評をお届けしてきました。記事種類の紹介と読まれた記事ランキングで振り返ります。
ニュースの本質に迫る大型企画

「The Big Read」は旬なニュースの本質に迫る大型企画で、分量が多いこともあり、原則上下に分けて2日連続で掲載しています。
「科学の進歩を脅かす中国の『論文工場』」(上)では、科学技術論文の数で世界屈指の中国にはペーパーミルと呼ばれる論文作成業者が存在することなどを指摘しました。「論文偽造横行、世界で信用失う中国人研究者」(下)では、論文の質より量を求める傾向が強い中国人科学者と、それに対処する欧米の科学者などの動向に焦点を当てました。
このほかUBSによるクレディ・スイス救済の舞台裏、電気自動車(EV)生産などに欠かせないリチウムを巡るアフリカでの争奪戦、欧州による太陽光発電の復活に向けた動きなどを扱いました。
コラムニスト陣、説得力ある提言

著名コラムニストによる論評も積極的に扱っています。金融やテック、国際関係、働き方など多くの分野で、鋭い視点や説得力のある提言を提供しています。
米銀シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻を受けたマーティン・ウルフ(チーフ・エコノミクス・コメンテーター)は「今や矛盾に満ちた銀行システム」とのコラムで、銀行が抱える問題の本質を浮き彫りにしました。さらに「銀行問題を解決する4つの方法」では、大胆な対策を含め選択肢を挙げ、今後どのような方向で議論すべきかを提示しました。
このほかピリタ・クラーク(ビジネス・コラムニスト)は「週5日出社は合理的なのか」で、日本でも焦点となっている新型コロナウイルス禍後の働き方を考察しました。
新技術の独自検証やデータ分析

「ChatGPTとBard、どちらが『賢い』か 独自検証」では、生成AI(人工知能)について米マイクロソフトが出資するオープンAIとグーグルのそれぞれが開発したAIチャットボット(自動会話プログラム)の能力を検証しました。具体的には両AIに対して文章の要約や株式市場での今後値上がりする銘柄などのお題を出し、その回答をFTの記者が評価する形を取りました。
「なぜ米国人は若くして死んでしまうのか データ分析」では、米国全体の平均寿命が英国で社会的に衰退している街とほぼ同水準にとどまっていることを指摘。そのうえで、米国の平均寿命が近年短くなっている背景は若者の死亡が多く、薬物の過剰摂取や暴力などが深く関係していると分析しました。
FTの厳選記事を翻訳 動画も提供

NIKKEI FT the Worldは、フィナンシャル・タイムズ(FT)の報道の中で、ビジネスパーソンが押さえておくべきニュースや分析の翻訳記事を集めたメディアです。複雑な金融情勢や技術革新なども日本語で手軽に読むことができます。世界の潮流をつかめることをコンセプトにしています。
FT報道の中から原則、平日1日7本の厳選記事を翻訳して掲載しています。記事にはグラフなどを用いた背景説明も盛り込まれており、読み応えがあります。ニュースやコラム、論評などをバランスよく扱っています。FTが作成した動画も視聴することができます。
音声読み上げ機能も付いています。また、スマートフォンなどの端末でも見やすいレイアウトになっています。
トップ画面はこちらから。https://www.nikkei.com/prime/ft
Mobility・GX・テック、意思決定のヒントに

NIKKEI Mobilityは自動車メーカーの最新動向のほか、サプライヤーや法規制、異業種からの参入などの情報を届けます。連載企画「AFEELAができるまで」は、ソニー・ホンダモビリティが発売予定の新ブランドをめぐる動きや開発者らを追いました。
NIKKEI GXは脱炭素時代の新しいルールを読み解き、産業界の変革のヒントを伝えます。4月に施行された改正省エネ法のポイントを解説した連載企画「点検・改正省エネ法」は、それぞれの産業にどう影響を及ぼし、企業がどう対処するかを読み解きました。
NIKKEI Tech Foresightは日経BPの技術分野の取材力を生かし、将来の技術や知財戦略を探ります。連載企画「『生成AI』は救世主か破壊者か」はChatGPTなど話題の生成AIがビジネスの様々な現場に与えるインパクトを検証しました。
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