拉致被害者家族の訪米「極めて有意義」 松野官房長官
松野博一官房長官は8日の記者会見で、北朝鮮による拉致被害者の家族らが訪米したのを受けて発言した。「米国関係者の拉致問題に対する理解がより一層深まり、極めて有意義な訪問だった」と評価した。
横田めぐみさんの弟で被害者家族会代表の拓也さんらが、4年ぶりに米国で政府関係者らと面会し、拉致被害者の早期帰国に向けた協力を訴えた。松野氏は「全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現する上で米国との連携は極めて重要」と強調した。
「引き続き国連安全保障理事会でも拉致問題を含む北朝鮮の人権状況について議論する機会を模索する」と話した。「各国と連携して全力で果断に行動していく決意だ」と語った。