北陸新幹線のGW利用 23%増 3日は15年以降で最多
JR西日本は8日、ゴールデンウイーク期間中(GW、4月28日〜5月7日)の利用状況を発表した。北陸新幹線の上越妙高―糸魚川間の利用客が29万8000人と前年比23%増加。5月3日は4万4000人と、2015年の北陸新幹線金沢開業以来、過去最多を記録した。ただGWの利用客全体では新型コロナウイルス禍前の2018年より3%少なかった。
在来線特急は、大阪と金沢を結ぶ「サンダーバード」が前年比27%増の21万人。名古屋・米原―金沢を結ぶ「しらさぎ」は同24%増の8万人だった。いずれも18年より少なかった。
北陸新幹線などの利用客の増加について、JR西日本は「旅行需要の高まりを実感した」(金沢支社)と分析する。石川県能登半島の地震の影響について「ダイヤの乱れなどがあり、ご迷惑をおかけした。全体を見ると、利用客の大きな落ち込みはなかった」としている。
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