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「脱花粉症」いまなぜ 予防医療、社会の協力得られるか
編集委員 矢野寿彦
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いまなぜ政府が一丸となってこの対策に乗り出すのか。「脱コロナ」ならぬ「脱花粉症」である。岸田文雄首相は4月初め「日本の社会問題。ぜひ結果を出したい」と発言、6月までに具体的な対策をまとめる考えを示した。花粉症は飛散シーズンには3人に1人がかかる「国民病」。とはいえ、コロナ対策のように公衆衛生の観点から社会が協力して、予防していくのはたやすいことではない。
あまりにも違和感があった。4月3日の参院...