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大正の天皇、皇后は「不仲」 「昭和天皇拝謁記」を読む
編集委員 井上亮
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戦後の初代宮内庁長官・田島道治が書き残した昭和天皇との問答集「拝謁記」。本欄ではその面白さを3回のテーマに分けて解説していくが、3月21日公開の「戦争と安全保障」に関する天皇の発言に続いて、第2弾の今回はその「赤裸々な人物評」に焦点を当てる。
かつて「天皇は無私であり、個人的な悪口など言わない」という〝伝説〟があったが、天皇とて人間であり、人に対する好悪があって当然である。田島と2人だけの会話の...
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