この記事は会員限定です
大学の退場ルール整えよ 医学部凍結、患者に不利益
編集委員 大林 尚
[有料会員限定]
2017年4月、国際医療福祉大学の高木邦格(くにのり)理事長は開学したばかりの医学部(千葉県成田市)入学式に臨み「医師の社会的責任を自覚し、海外での医療協力や地域医療に貢献し、先端医療や基礎医学の分野でも活躍してほしい」と、140人の1期生を激励した。
そのとき内心では6年後の卒業式で祝辞を述べるのはかなわないだろうと観念していた。悪性リンパ腫を患っていたからだ。自らも医師である。余命いくばくも...