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インド経済、楽観は禁物 アショカ・モディ氏
プリンストン大学客員教授
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インドのエリートは自国経済の展望に有頂天になっており、似た楽観論が海外でも聞かれる。国際通貨基金(IMF)はインドの国内総生産(GDP)成長率が今年度は6.1%、来年度は6.8%に達し、世界でも有数の急成長を遂げている国になると予測している(編集注、最新の予測は5.9%、6.3%)。「インドの10年」「インドの世紀」などと持ち上げる海外の評論家もいる。
だが実際には、インドは2020年から22年...