ロシアの作家、自動車爆発で負傷 ウクライナ侵攻支持 - 日本経済新聞
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ロシアの作家、自動車爆発で負傷 ウクライナ侵攻支持

ロシア西部のニジニーノブゴロドで6日、ロシアの保守派作家ザハル・プリレーピン氏の乗った自動車が爆発した。運転手が死亡し、プリレーピン氏は負傷し病院に運ばれた。同氏はウクライナ侵攻を支持していた。タス通信などが伝えた。連邦捜査委員会はテロ事件として捜査を開始した。

ロシア当局は容疑者の男を拘束した。プリレーピン氏が乗車した自動車の底部にTNT火薬換算で2キログラム以上の爆発物が設置されていたという。プリレーピン氏は両足を負傷し入院したが意識はしっかりしているという。

プリレーピン氏はウクライナ侵攻の支持など民族主義的な主張を積極的に発信し、通信アプリ「テレグラム」のチャンネル登録者数が31万人を超えるなど保守層から人気を集めていた。

ロシアのザハロワ情報局長は6日、プリレーピン氏を狙った爆破事件について、ウクライナが関与したと通信アプリに投稿した。メドベージェフ安全保障会議副議長(前大統領)もウクライナの関与を示唆した。

具体的な関与については明らかになっていないが、ウクライナへの報復論がロシア国内で一段と高まる可能性がある。

一方で反プーチン政権を掲げる組織「国民共和国軍」が犯行に関わったと独立系メディアは報じた。

ロシアでは保守派の著名人を狙った爆破事件が相次いでいる。ロシアの軍事ブロガー、マクシム・フォミン氏が4月にサンクトペテルブルクのカフェで爆殺された。22年8月には、モスクワ郊外で極右思想家アレクサンドル・ドゥーギン氏の娘でジャーナリストのダリア氏が運転していた車が爆発し死亡した。

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