大卒内定率5月70.2%、4割は就活継続 ディスコ調査 - 日本経済新聞
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大卒内定率5月70.2%、4割は就活継続 ディスコ調査

就職情報大手のディスコ(東京・文京)は8日、2024年卒業予定の学生の内定率が5月1日時点で70.2%だったと発表した。前年同月比で5.2ポイント上回った。企業の採用意欲が旺盛で、優秀な学生を早期に囲い込みたいという動きが強まっている。ただ、全体の4割は内定を得ても就職活動を続けると回答した。

調査は同社の就職情報サイトに登録する大学生と大学院生を対象に1〜7日にインターネット上で実施した。回答者数は1252人だった。

内定を得たと答えた人は70.2%で、4月から17.3ポイント上昇した。就職先を決めて就職活動を終了した学生は全体の28.4%だった。36.1%は内定を得ているものの就活を続けていると回答した。6月の面接解禁以降に本命企業の選考を控える学生も一定数いるようだ。

ディスコの武井房子上席研究員は「企業は内定を出した後に辞退をされないよう、いかにつなぎ留めることができるかが課題になっている」と話す。

1人あたりのエントリー社数は平均23.2社で、前年同月(24.7社)から1.5社減った。エントリーシートの提出社数も平均12.6社で前年同月(13.4社)に比べ0.8社少ない。早くから内定を得る学生が多く、全体の活動量の減少につながっているようだ。

就活の難易度について聞いたところ、「やや易しい」「とても易しい」が計21.4%と3年連続で増加し、新型コロナウイルス禍前の水準(20年卒、19.5%)を上回った。一方「やや厳しい」「とても厳しい」は計46.6%で、前年に比べ1.5ポイント上昇した。

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