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中国人留学生「履歴を残すな」 帰郷時、反スパイ法恐れ
ワシントン支局長 大越匡洋
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米国の大学は5月下旬から夏休みに入る。新型コロナウイルス禍の移動制限が緩んで久しぶりの帰郷を心待ちにする留学生も多いなか、中国から来た学生は不安に揺れる。米国での自身の言動が母国で問題視され、拘束される恐れはないか。そんな懸念を現実問題として考えることが「常識」となったからだ。
「帰郷前にリスクのある写真、動画、SNS(交流サイト)の書き込み、すべて削除する。注意をひきそうなアプリも消す。『記録...