日韓協力、相互往来後押し 航空増便や奨学金創設
【ソウル=甲原潤之介】韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は8日、日韓首脳会談の合意に基づき協力の具体化を指示した。相互往来を後押しするため、航空便の大幅増の協議や奨学金制度の充実に関する協議を加速する。
大統領府によると日韓間を往来した旅行者数が2023年はすでに200万人を超え、通年で過去最多だった18年を上回る可能性があるという。幹部は「地方と首都圏の航空便を2倍以上に増やす方向で合意し、日韓で協議に入る」と説明する。
韓国側は日本の学生を韓国に招待する奨学金制度をつくる構想を進めるという。両国でつくる基金を活用した留学支援も推進する。
尹氏は安全保障や産業、科学技術、文化、未来世代の交流といった分野を挙げ「徹底した措置に取り組んでほしい」と話した。
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