イラン、地震支援装い銃も陸送か 米軍狙いシリアに - 日本経済新聞
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イラン、地震支援装い銃も陸送か 米軍狙いシリアに

【ワシントン=共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は7日、流出した米機密文書を基に、2月に大地震に見舞われたシリアへの救援を装い、イランがシリアに銃や弾薬、無人機を陸送していたと報じた。隣国イラクからの支援物資の車列に隠して運び、将来的にシリアに駐留する米軍への攻撃に使う目的だった。これまでに輸送が判明したのは防衛的な軍事部品に限られていたとしている。

ロイター通信は4月、イランが地震発生後に救援物資を空輸する航空機を利用し、シリアに対空防衛システムの改修用部品などを運び込んだと報道。米軍を狙った殺傷力の高い武器の輸送が今回判明したことで、米イランの対立関係が一層こじれる可能性がある。

ワシントン・ポストによると、イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」がイラクの親イラン勢力と共に輸送を主導。地震発生翌日の2月7日には、イラクから支援物資を積んでシリアに向かう車列に、銃や弾薬、無人機30機が隠されていた。

トルコとともに大地震に襲われたシリアでは、アサド政権を支援するイランの影響下にある民兵組織が活動。米軍駐留基地に対するロケット弾攻撃などが疑われている。シリアには約900人の米軍が駐留する。

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