バイデン大統領の高齢「不安」7割 米世論調査
【ワシントン=時事】米紙ワシントン・ポストとABCテレビが7日発表した世論調査結果によると、2024年大統領選に出馬表明しているバイデン大統領(80)について、約7割が高齢を不安視していることが明らかになった。支持率は36%で、2月から6ポイント低下した。
今回の調査は、バイデン氏が再選出馬を表明した直後の4月28日から5月3日までの間、全米の成人1006人を対象に電話で行われた。
史上最高齢の米大統領であるバイデン氏が再選された場合、2期目の任期満了時には86歳。一方、同じく大統領選出馬を表明しているトランプ前大統領(76)は82歳となる。
これに関し、バイデン、トランプ両氏について「高齢過ぎる」と回答したのは43%。「バイデン氏だけが高齢」と答えたのは26%で、トランプ氏は1%だった。また、大統領として「身体的な健康を十分に維持している」と見られているのは、バイデン氏の33%に対し、トランプ氏は64%だった。
一方、トランプ氏は21年1月の米議会襲撃への関与などを捜査されており、半数以上が「訴追されるべきだ」と答えている。
2024年に実施されるアメリカ大統領選挙に向け、現職のバイデン大統領やトランプ氏などの候補者、各政党がどのような動きをしているかについてのニュースを一覧できます。データや分析に基づいて米国の政治、経済、社会などに走る分断の実相に迫りつつ、大統領選の行方を追いかけます。