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いずれにせよしばらくは低金利 前田栄治氏
ちばぎん総合研究所社長
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日銀の次期総裁候補として植田和男氏が国会に提示された。同氏は物価、景気の現状と見通しに基づいて適切に政策運営するとしている。
その物価について私は、ゼロインフレからマイルドインフレに移行しつつあるとみる。基調的インフレ率を判断するには、日銀が公表する消費者物価指数の加重中央値と最頻値が有用だ。一部品目の動きに左右されない粘着性の高い指標で、過去20年は0%前後にとどまっていた。それが昨年後半から...