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政府統計にも不可欠な「人への投資」 森川正之氏
一橋大学教授
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有効な政策を企画、実行する上で政府統計の役割は大きい。政府の統計整備の基本計画冒頭にも、「公的統計は証拠に基づく政策立案を支える基礎」と書かれている。ただ、統計の議論は技術的な性格が強く、専門家以外はわかりにくい。そこで現政権の経済政策の柱の一つ「人への投資」を例に考えてみたい。
労働力の質の向上は、イノベーションと並び長期的な経済成長の二大エンジンだから、人への投資を政策の重点とするのは適切だ...