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金融政策依存症からの脱却を 山川哲史氏
バークレイズ証券調査部長
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インフレに翻弄された2022年が終わろうとしている。「日本化」の可能性すら取り沙汰された21年央までとは対照的に、ここまで短期間にインフレが進んだ背景に関して、統一した見解は得られていない。
新型コロナウイルス感染症による景気停滞・反転、サプライチェーン(供給網)毀損による供給制約、感染拡大の「履歴」効果による行動変容などの要因が複雑に絡み合った今回のインフレは、ピークは越えつつあるが、その帰...