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目指せ「成長と賃金の好循環」 門間一夫氏
みずほリサーチ&テクノロジーズエグゼクティブエコノミスト
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2023年の春季労使交渉に注目が集まっている。理由はいくつかある。第1に物価の大幅な上昇である。消費者物価(除く生鮮食品)の前年比上昇率は4%に迫っており、家計は40年ぶりのインフレに苦しんでいる。それを賃金でどれだけカバーできるのかが焦点となる。
第2に日銀の金融政策への影響である。異次元の金融緩和は次の春で10年になるが、日銀は2%物価目標が未達だなどとして「緩和を続ける方針」だ。日銀の目指...
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