この記事は会員限定です
世界経済に望ましい「弱いドル」 ジーン・フリーダ氏
米ピムコ グローバルストラテジスト
[有料会員限定]
投資家は通常、米連邦準備理事会(FRB)を中心にしたレンズを通して為替相場を見ている。昨年はFRBの積極的な利上げがドルに有利に働いたが、ドルの25%もの上昇は、主にインフレや地政学的ショックに起因するものだった。このため、インフレと、ロシアによるウクライナ侵攻による軍事衝突が際限なく拡大する懸念とが和らぐにつれ、ドルは下落に転じ、新興国経済は一息つき、他の中央銀行に対する金融引き締め圧力も弱ま...