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韓国外交、「米国寄り」に及び腰 デレク・グロスマン氏
米ランド研究所上級防衛アナリスト
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韓国は、米国の地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の追加配備に踏み切るだろうか。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、2022年の大統領選の時点では北朝鮮に対抗するため、THAADの追加配備を米国に求めると公約していた。
ところが22年5月の就任以来、尹大統領はTHAADの追加配備の約束を後退させている。中国との関係改善が目的なのは明らかだ。こうした方針転換は、尹氏の選挙戦の訴えを真に受け...