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再生型漁業、アジアに伸びしろ
エッサム・ヤシン・モハメド・ワールドフィッシュセンター暫定事務局長
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現在の世界経済システムは、それが依存している自然資本そのものを枯渇させている。こうした自滅行為が最も顕著に表れているのが、魚介類の乱獲だ。
しかし水産資源はもっと慎重に管理できるし、漁業と水産養殖業はさらなる成長も実現可能だ。米カリフォルニア大学サンタバーバラ校の資源経済学者であるクリストファー・コステロ教授らの研究によると、持続可能な管理の下であれば、生産高を6倍に増やすことが可能だという。...