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中国の太平洋浸透に反作用 覇権争いに揺れる島しょ国
編集委員 飯野克彦
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ミクロネシア連邦議会は4月4日、中国との外交関係を今後も維持するとの決議を採択した。中国と断交し台湾と国交を結ぶべきだ、とするパニュエロ大統領の提案を拒絶したのである。中国からみれば外交的な後退をとりあえず回避したといえるが、太平洋地域で急速に存在感を高めてきたことで深刻な反作用を招いていることが浮き彫りになったかたちだ。
「昨年7月にフィジーで開かれた太平洋諸島フォーラムの期間中、私は2人の中...
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