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石橋湛山没後50年 地政学を「複線」の世界観でみる
編集委員 井上亮
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多様な観点からニュースを考える
4月25日は何の日か。即答できる人はほとんどいないだろう。この日は戦前に自由主義の論陣を張り、戦後は首相も務めた石橋湛山の命日である。そして、今年は亡くなってから50年となる。
湛山は武力による対外膨張政策を批判。植民地をすべて放棄する「小日本主義」を唱え、軍国主義に反対し続けた。戦後の日本は湛山の主張通りに軍備に頼らず経済を旨として発展を遂げた。まさに警醒(けいせい)のジャーナリストであった。...
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