この記事は会員限定です
繰り返す金融危機は同じ顔か デジタル化など新リスクも
論説委員長 藤井 彰夫
[有料会員限定]
多様な観点からニュースを考える
3月10日の米シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻から始まった金融危機は、欧州にも飛び火し、日米欧の中央銀行はドル資金供給など緊急対応に追われた。
グローバル化が進んだこの30年、何度も繰り返された似たような光景だ。
①危機は常に小さな問題から始まる。
「SVBは流動性と金利変動に大きなリスクを抱えていた。固有の問題で銀行システム全体の弱さから来るものではない」(パウエル米連邦準備理事会=F...
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)
Think! の投稿を読む
有料登録すると続きをお読みいただけます。無料登録でも記事消費(一定数限定)をすることで閲覧できます。
内外の経済・金融問題を長年取材してきました。ワシントン、ニューヨーク、ロンドンなどに駐在し、ブラックマンデー、日本のバブル崩壊、9・11同時テロ、ユーロ圏債務危機も目撃しました。最近は、ポピュリズムが台頭し、グローバル化が大きな試練を迎えるなかで、日本と世界の行く末を考え、取材を続けています。