社説を担当している論説委員が専門分野のテーマを署名入りで分かりやすく解説するコラムです。
「これは自信(喪失)の危機なのだ」。1979年7月15日、第2次石油ショックとインフレの高進に見舞われたカーター米大統領は…続き
この春の産業界の労使交渉で、「人への投資」がキーワードになっている。投資には賃金はもちろん、人を育て生かすための費用も含ま…続き
ロシア極東カムチャツカ半島東岸のベチェビンスカヤ湾。かつて潜水艦の基地があったが、ソ連崩壊後の資金不足で衰退し、廃虚が目立…続き
ロシアの脅威に直面し世界の目が注がれるウクライナと、その隣国でやはり欧州寄りの姿勢を強めるモルドバ。駐日米大使に着任したラ…続き
岸田文雄首相の「新しい資本主義」にとって、ひとつの重要な節目が間もなくやってくる。夏の参院選の話ではない。英IFRS財団傘…続き
環境やデータなどの新分野ではルールの空白も多い。そこで企業や国は自らに有利な決まりを作ろうと画策する。
やがてある種の合意が…続き
働き方の見直しが、一気に加速してきた。
パナソニックは希望者を対象に週休3日制を導入する方針を表明した。1日増える休日では、…続き
米政治学者のバーバラ・ウォルター氏は、米国の現状を「アノクラシー(anocracy)」と呼ぶ。「デモクラシー(民主主義)」…続き
昨年12月2日に米ナスダック市場に上場したグラブ・ホールディングス(シンガポール)。その当日のインタビューで、将来の最大の…続き
ロシアがウクライナへの軍事圧力を高める一方で、米国に新たな安全保障体制の条約締結を提案した。本音は交渉か、軍事侵攻か。疑心…続き
ノーベル文学賞を受賞したアイルランドの詩人、シェイマス・ヒーニーは自身の作風についてペンで言葉を「掘る」と表現した。荒れ地…続き
11月の第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)を経て、環境問題に投資機会を見いだすグリーンマネーの流れが一…続き
デジタル化が遅れている介護業界にあって、デジタルトランスフォーメーション(DX)で注目を集める社会福祉法人がある。東京都大…続き
民主主義や資本主義といった近代の理念が問い直される「大きな物語」の時代を迎えている。ただ、あふれる課題に処方箋はそう簡単に…続き
ドイツの歴史学者ユルゲン・コッカ氏が自著「資本主義の歴史」にこう記している。「資本主義は、イノベーションと成長の原動力とし…続き
今年のノーベル平和賞受賞者のひとりにロシアの新聞「ノーバヤ・ガゼータ(新しい新聞)」のドミトリー・ムラトフ編集長が決まった…続き
台風接近の影響で投票日は広い範囲で大雨になった。投票率は68%。50%台が続く昨今に比べれば高く思えるが、当時は戦後2番目…続き