上野英信「地の底の笑い話」福岡県篠栗町(写真で見る文学周遊)

 炭鉱で働く若い男女が結婚を反対する親に認めさせるため、険しい山道を踏み分けて越えたという八木山峠。国道が整備された後も一部が残る旧道を歩いてみた。(4月22日付夕刊掲載「文学周遊」の取材で撮影した写真で構成しています) (22日 14:00)

国道脇の旧道にたたずむ地蔵像。かつて何組の「八木山越え」の男女を見守ってきたのだろうか

  • つづら折りの旧道の一部は公園として整備され、ハイキングを楽しむ人たちの姿も
  • 峠の途中には篠栗四国八十八カ所霊場が点在している(七十五番札所紅葉ケ滝薬師堂)
  • 峠を越えると筑豊の飯塚市にたどり着く。「忠隈のボタ山」が炭鉱で栄えた往時をしのばせる=塩田信義撮影

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