論説主幹や論説委員長ら日経の中核を担う執筆陣が独自の視点からニュースを分かりやすく読み解き、今後の展望について示唆を与えるコラムです。
筆者が日経に入った1980年代、記者は1行15字詰めの原稿用紙に鉛筆やペンで記事を書いていた。その手書き原稿を新聞製作用の…続き
「中国との競争において今後10年が決定的な期間になることは明らかである」。バイデン政権が10月12日に発表した、政権として…続き
米国という1つの主権国家の通貨が基軸通貨になっていることで、米国が国内安定のために金融政策を行えば、それがドルの供給を通じ…続き
ひんやりした空気にコバルトブルーの空を見あげると、長かったあの秋の記憶がよみがえってくる。1979年10月7日の衆院選で自…続き
岸田文雄首相が就任してから1年がたった。衆院選と参院選に勝利し、政権の滑り出しは順調にみえたが、安倍晋三元首相が凶弾に倒れ…続き
日本経済の基盤である製造業の不祥事が止まらない。昨年は三菱電機の社長が品質不正で辞任に追い込まれ、今年はトヨタグループの一…続き
生活に欠かせないモノやサービスの国内市場規模を、人口推計を前提とせずに推し量るのは無意味だ。日本のように特異な人口動態の国…続き
1960年代の旧ソ連、90年当時の日本、2020年代の中国。共通点はいずれ経済規模で米国を上回るとみられたことである。旧ソ…続き
「今最も重視しているのはインフレ率を目標の2%に引き下げることだ」。8月26日、米ワイオミング州のリゾート地ジャクソンホー…続き
ウクライナ危機や中国の軍事的脅威の高まりは、民主主義陣営と専制国家の対立を深め、世界の分断を一段と鮮明にした。日本はエネル…続き
先端半導体の量産技術で世界の先頭を走る台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県にやって来る。同県菊陽町に約1兆円を投じて量産拠…続き
国内では異次元緩和と財政拡張を本旨とするアベノミクスを引っ提げ、グローバルには地球儀俯瞰(ふかん)外交を果断に推し進めた安…続き
岸田文雄首相は今の主要国ではまれな高い政治的資本を獲得した。昨年の衆院選に続き、参院選でも勝利を収めた。欧米主要国の首脳た…続き
「どうもありがとう」。突然、隣に座った若い男性から声をかけられた。5月25日、スイスの世界経済フォーラム年次総会(ダボス会…続き
参院選まっただ中である。掲示板にはポスターがはられ、街宣車が走りまわる。駅頭には候補者が立つ。いつもの選挙風景だ。
にわかに…続き
岸田文雄首相は7日、イノベーションの推進と人への投資などを掲げる「骨太方針」を閣議決定した。社会への人工知能(AI)の急速…続き
4月11日、JR西日本が1日の乗客が2000人に満たないローカル線の収支を公表した。予想されたことではあるが、該当する17…続き
直感が鋭く、物事の本質を見抜く力を備えている人なのだろう。米起業家イーロン・マスク氏の7日のツイートを再掲する。
「あたり前…続き
今週は東京があわただしい。日米の首脳が会談し、日米豪印の4カ国の協力枠組み「クアッド」の首脳会議が開かれる。米国主導の「イ…続き