論説主幹や論説委員長ら日経の中核を担う執筆陣が独自の視点からニュースを分かりやすく読み解き、今後の展望について示唆を与えるコラムです。
柔道でいえば、技ありである。中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が20日、環太平洋経済連携協定(TPP)への参加を「積極…続き
今から20年前の2000年11月26日。筆者は米フロリダ州の州都タラハシーにいた。
同日夜にハリス州務長官が大統領選の再集計…続き
行政のデジタル化が菅義偉政権の中心的な政策として動き始めた。コロナ禍で表面化した後進性を克服するにはどうしたらいいか。利用…続き
経営学の世界で近年最も注目されているキーワードが「両利き(ambidexterity)の経営」だ。提唱者の一人で今年初めに…続き
意表を突く問いかけに画面の向こうの官僚が一瞬、黙った。「ラブホテルはOKなのに、ふつうのホテルや旅館はなぜ駄目なの?」
首相…続き
トランプ米大統領のコロナ感染が明らかになるなど、政治の世界の一寸先は闇だ。
そんななか菅義偉首相の電話外交がスタートした。9…続き
65年の自民党の歴史を振りかえるとき、菅義偉首相はやはり異色だ。名実ともに無派閥からのトップはこれまでにいない。首相辞任で…続き
ベトナム戦争の真実を赤裸々に記した国家機密文書の「ペンタゴン・ペーパーズ」を入手した米ニューヨーク・タイムズ紙の記者はそれ…続き
5月29日といえば、安倍晋三首相が緊急事態宣言を解除してまだ間がないときだ。日本中がコロナ禍の行く末に不安を募らせていたの…続き
河野太郎防衛相は7月21日、英議会のトム・トゥーゲンハット外交委員長ら議員団とのビデオ会議に臨んだ。その際の河野氏の発言を…続き
新型コロナが日本と世界を襲った2020年前半は「圧縮された変化」が起きた。平時ならゆっくり進む変化が、コロナという外的ショ…続き
やってられないよ、と嘆息する人が続出することだろう。日本が新型コロナ流行の深刻な第2波に見舞われ、政府が国民に行動制限を求…続き
時計の針が約半世紀戻ったようだ。1960年代末の米国は、人種差別撤廃やベトナム戦争反対を求めるデモに揺れ、学生運動による大…続き