日本経済新聞
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官僚と民間人がお互いの職場を自由に行き来することで、政策の質を高めていく。「回転ドア」にも似たこの人事交流が、日本でも少しずつ広がってきた。いちど民間に出た後に舞い戻り、官の仕事の価値に気づいた人がいる。民間の視点とともに官に入り込み、変革へ意気込む人がいる。共通するのは「今のままの中央官庁では持続可能性がない」という危機意識にほかならない。古い、お堅いと言われ続けてきた霞が関で、いま起きている変化の芽を追う。(この連載は本編3回と番外編1回で構成します)